経営をしていると課題は次々に発生します。経営課題が何なのか、いつ、なぜ、何を、どのように解決するべきなのか、その判断と実行によって会社の成長が決まってきます。経営の基本ではありますが、基本でも誰かに教えてもらわないと分からないものです。今回は経営の優先順位をつける意味や付け方についてご紹介します。
経営課題を整理する流れ
- 経営課題の事象を整理
- どんな課題が、なぜ発生したか、どう解決しようとしているか
- 経営がやることを整理
- 課題に対し、経営のやることのカテゴリーの何に該当するか
- 場当たり的な対応にならないように、課題とやることを紐付けて優先順位をつける
- 経営のやることを一覧化し、どのカテゴリーの優先度を高めるかを考える
- 課題の解決策を考える
経営相談に乗っていると最後の解決策からいきなり入る方がいますが、場当たり的は全体最適にならない可能性があります。なぜ、何をやるのかを理解した上で進めることが重要です。
経営課題を整理する
- なぜやるか
- 事業、経営の状況によって何をやるかを判断できるようにするため
- いつ
- 何かの経営課題が発生した時に、関連する経営課題を整理していくことになります。
- どのように
- 問題が発生する前に何がどういう時に発生するのか事前に情報として整理しておくとすぐに動けます。問題が発生する前に何がどういう時に発生するのか事前に情報として整理しておくとすぐに動けます。
経営がやることは何かを整理する

やる「べき」ことは状況によって変化します。なので、経営がやることをまずは網羅的に出しておき、そのやることが状況によって変化するロジックを理解します。経営と一言で言うと難しい印象ですが、何があって、いつ、何を、どうやるのかロジックで理解できればある程度対応できますよね。
- なぜ
- やることが明確なのでロジックが整理できれば迷わず課題に対処できる
- いつ
- 最初に経営課題を感じたタイミング。(課題に感じないとやる意味がわからないのですぐに行動しないと思います。)
- どのように
- 事業、組織の状況などを加味し、やることをデータベースなどにまとめる
- 何を
- 経営のやることを一覧化する
経営の優先順位をつける
経営のやることが整理できたら、あとは発生した課題に対して優先順位をつけるだけです。
経営課題と経営のやることの項目を紐づけてタスク管理すればいいので、経営ボードが何の課題に対して何をやっているかが明確になります。経営を構造で理解しやすく、新しい経営ボードへの情報伝達もしやすくなります。
「あいつ何をやっているんだろう」とはならずに直接話すことがなくても意思疎通を図れ、かつ経営のタスク管理にもなるのでおすすめです。
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